金持ち父さん貧乏父さんを読んで
なんか読書感想文にありがちなタイトルになってしまいました。
まぁそんなことは気にせず最近読んだこの本について書きます。
- 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/11/09
- メディア: 単行本
- 購入: 71人 クリック: 1,223回
- この商品を含むブログ (527件) を見る
この本を読む前は二人の父親を持つ少し複雑な家庭なのかな、と思ってましたが実際は違いました。
実の父親がこの話の中の貧乏父さんで金持ち父さんは友達の父親でした。
この本の中で最も強調されているメッセージは「お金を賢く効率良く貯めたければファイナンシャルインテリジェンスを身につけなさい」だと思います。
具体的にそのファイナンシャルインテリジェンスとは次の4つを指します。
・会計力
・投資力
・市場の理解力
・法律力
会計力は「数字を読む力」、つまり損益計算書や貸借対照表をきちんと見れるかどうかって感じですかね。
投資力はお金を生むために適切な投資先に投資し、お金を維持する力。
市場の理解力とは需要と供給のバランスを見極める力。
法律力は法律も知っておきましょうっていう感じです。
法律力だけ少し雑になってしまいましたが、本書ではこういう法律の抜け穴を使えば税金が取られないみたいなニュアンスだったので雑な説明で済ませました。
上記のファイナンシャルインテリジェンスを身につけなさいというメッセージが本書の50パーセントぐらいを占めています。
ちなみにこの本を読めば具体的なお金儲けの方法を知れるって思って買うとそれは間違いです。
あくまでも自己啓発に位置付けられる本だと思います。
ちなみに本書は280ページぐらいなのですが最初の120ページで書いてあるのは「支出を減らして収入を増やせ」です。確かに外に出るお金を減らさないと貯まらないよねって感じです。
今の時代で言うとYouTubeや仮想通貨*2が資産になりそうです。あとは株や土地でしょうか。
会社を持とう!
会社を持っていると経費で色々落とせるから支出を減らせるよって感じです。
流石にそんな目的のためだけに起業しようとする人はいないと思いますが・・・。
すぐに実践できるヒント
1 強い目的意識を持つ(精神の力)
やりたいことリストとやりたくないことリストを作れば自分がどうすべきか見えそうですよね。
特にやりたいことリストは作成しても反対のやりたくないことリストはあまりみんな作らないと思うので良いと思います。
やりたくないことをせずに済むにはどうすれがいいのかを考えた方が結果的に目的まで近いルートで行けるかもしれません。
2 毎日自分で道を選ぶ(選択する力)
人は毎日何をするか常に選択しています。極端なことを言えば二度寝をするかシャキッと起きるかと言うところまで選択です。
特にお金を何に使うかどう使うかは慎重に決めましょう。
3 友人を慎重に選ぶ(協力の力)
友達と積極的にお金の話(自分がどれくらい稼いだかとかそういう自慢ではないです)をしましょう。
遊びにたくさんのお金を使う人が近くにいれば反面教師にしましょう。個人的には大学生とかならそういうことも大事だと思ってるのでバランス*3をよく考えようって感じです。
ここで印象的だったのは貧しい人は稼いでる人にどうやって儲けたのかと言う質問をしなかったそうです。
やはり金儲け=悪いイメージがあるんですかね。金の亡者とか言う表現がそうさせているんですかね。気づいたら語尾が「かね」になっていましたが特に意識してませんでした。
4 新しいやり方を次々と仕入れる(速習の力)
時代の流れに沿って今後流行る技術やシステム、今流行ってるものを学びましょう。それらを学ぶにはまず学ぶ技術、効率の良い習得方法を知る必要があります。メンタリストのDAIGOさんとかが人気なのってそう言う方法やテクニックを教えてくれるからでしょうか。
余談ですが、僕もDAIGOさんのことが気になっていてニコニコ動画の登録をしようか迷っています(笑)
5 自分に対する支払いをまず先に済ませる(自生の力)
多くの人が税金などの支払いが全て終わった後に残ったお金で自分の欲しいものを買うと思いますが、その順序を入れ替えましょう。
つまり、先に自分のやりたいことにお金を使いましょうと言うことです。これはややリスクの高い行為ともいえるでしょう。
しかしこうすることで自分にプレッシャーがかかりどうにか頑張って稼ごうと言う意識が芽生えます。
6 ブローカーにたっぷりお金払う(忠告の力)
人の管理とは自分以上に優れた人を扱い、それ相当の対価を支払うことです。
ちゃんと支払わずにケチってると自分から離れていきますよという教訓です。
7 元は必ず取り返す(タダで何かを手に入れる力)
元手をさっさと回収しましょう。そうすると安心ですし、その後にどれだけプラスに持っていけるかが勝負です。
8 贅沢品は資産に買わせる(焦点を絞る力)
お金を貯めるには自制心が必要不可欠です。我慢できなければいつまでたってもお金で悩むはめになります。
9 ヒーローを持つ(神話の力)
憧れの人を真似して投資しましょう。
→成功している人のノウハウを盗んでやり方を真似してみましょう。そうすれば目的を達成するまで早いと思います。
これはお金を稼ぐだけでなく、人生の大事な選択の場面でも大切になってくると思います。自分のロールモデルとなるような人を見つけるのは良いと思います。
10 教えることで得る(与える力)
自分に足りないものこそ他人に与えましょう。
これは宗教的な考えに近いかと思います。人に愛されたいならまずは人を愛しましょう的な・・・。
本書を読んで僕に一番響いたのは「その決断が感情的な判断なのか冷静な頭での判断なのかを見極めなさい」です。
ここでいう感情的な判断とは勘というよりも意地になって導き出した判断という意味に近いと思います。
時として感情的な判断は後悔を生むので・・・。
それと最後にもう1つ
「あなたには時間と頭があります。よく考えましょう。」
改めて時間の大切さと自分で考えることの意味について考えさせられました。
さて、何をしようかな。