映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」の感想
もうだいぶ公開されてから日が経ってしまったんですけど映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」を観てきました。
というわけでファンタスティック・ビーストの第1作目である「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のあらすじも軽く踏まえながら第2作目の方を考察していこうと思います。
ここからはネタバレを含みます
目次
本作の主な登場人物
ニュート
おっちょこちょいの魔法使いだがその優しさから憎めない存在。魔法動物を保護するために日々活動している。
ティナ
魔法省で働く闇払いの魔法使い。ニュートに恋心を抱いている。
ジェイコブ(左)とクイニー(右)
ジェイコブはマグル(魔法が使えない人)でパン屋を経営している。クイニーはジェイコブに惹かれており、相手の心を読むことができる。
ダンブルドア(左)とグリンデルバルド(右)
ダンブルドアはホグワーツ魔法学校の校長で聡明な人物ですがその過去はなかなか過酷なもの。グリンデルバルドとの関係は後ほど述べます。
本作の最重要人物といっても過言ではないグリンデルバルドは人を丸め込むのに長けた人物でマグルの世界を魔法使いが支配すべきという考えのもと行動している。
クリーデンス
グリンデルバルドに厚く信用されている人物で相当期待されている。幼い頃に養子に出され、本当の母親を探している。
テセウス・スキャマンダー
ニュートの兄
リタ・レストレンジ
ニュートの兄であるテセウス・スキャマンダーの婚約予定の人。魔法族の純潔の家系。
ナギニ
美貌の持ち主だが、実は自由に蛇に変身できる。本作ではクリーデンスと行動を共にしている。
あらすじ
第1作目で捕らえたグリンデルバルドが脱走し、クリーデンスを探してパリに向かい、グリンデルバルドを捕らえるために魔法省も動き出す。そのころニュートはダンブルドアにグリンデルバルドを倒すようにお願いされるのであった。そしてニュートはティナやジェイコブ、クイニーと再会してグリンデルバルドを追うも事態は最悪の方向に進むのであった。
全体的な感想と考察
まず映画の最初から派手なシーンで始まったのは良かったと思います。
やっぱグリンデルバルド強いわ〜みたいな感じで観てました。
第1作目は割とほのぼのした感じが多めでラストにかけてシリアスなシーンが増えていくという印象だったのですが、2作目は基本的にシリアスです。1作目でクリーデンスの悲しい過去を知って観ているから、というのもあるのでしょうけど。
個人的に好きなシーンはニュートが動物を手なずけているシーンです。動物を手なずけているニュートを見るティナの表情がたまらないんです!
そこかよ、というツッコミは受け付けておりません笑
あと賢者の石を作ったニコラス・フラメルが出てきて正直ビックリしました。めちゃくちゃジジイやん笑
大抵どの漫画の長老キャラは強いイメージなのですがフラメルも強いですね。
そう言えばファンタビのホームページに載ってた登場する秘密の動物ってカッパでしたね。登場したのは本当に3秒ぐらいだったと思うんですけど。
動物や獣の存在はファンタビの醍醐味の一つですから製作者側も毎回どんな動物を入れるのか考えているのでしょうね。
さて、ここからは見ていて疑問に思ったシーンをまとめていきたいと思います。
1 みぞの鏡
みぞの鏡というのはハリーポッターシリーズし、見たものの願望や欲望を具現化して映し出してくれる鏡です。
本作では若かりしダンブルドアがこの鏡の前に立つとグリンデルバルドと血の誓いを結んでいるシーンがありました。ダンブルドアとグリンデルバルドはかつてダンブルドアの弟と3人で争って決別してしまった過去があります。3人が争った原因はダンブルドアが妹の面倒を見なくなったからです。ちなみにですが、ダンブルドアの妹はその3人の争い中に亡くなっています。
そんな過去があるのにも関わらず、ダンブルドアがグリンデルバルドの姿を鏡の中に見たのはなぜでしょうか。考えられるのは決別する前はグリンデルバルドと仲が良かったからでしょう。ダンブルドアは男性が好きということもあってグリンデルバルドの魅力に惹かれていたのでは、と僕は考えています。
2 不死鳥
本作のラストで登場した不死鳥の存在です。不死鳥はダンブルドア家を象徴するものと言っても過言ではないほど重要な鳥です。本作ではグリンデルバルドがクリーデンスを城の中に招き入れたところでクリーデンスの本当の名前がアウレリウス・ダンブルドアだということが発覚します。そして不死鳥が現れるのですが、この不死鳥はダンブルドア家の人しか呼べないのでクリーデンスがダンブルドア族だと確定します。
3 クイニーの今後
クイニーはノーマジ(魔法の使えない人間)であるジェイコブに恋をしてしまったのですが、ノーマジと魔法使いは結婚できないので思い悩んでしまいます。そして自由な恋愛を求めているうちにグリンデルバルドに言い丸められてしまうのです。
なんだかんだ5作目ぐらいで戻ってくるんでしょうけど相当厄介だと思います。グリンデルバルドでさえ相手の心を掴むのが上手いのにクイニーがいればもう答えが分かってテストに臨むみたいなものですからね。鬼に金棒です。
全体としての評価
今回のファンタスティックビーストはファン要素が多い気がしました。ハリーポッターシリーズを全く知らずに1作目から見ている人は少し残念だったかもしれませんね。ですが、これを機にハリーポッターシリーズを観る良いキッカケにはなるのではないでしょうか。魔法を使うシーンが多くてそれでいてシリアスなので興奮しっぱなしでした。
ファンタビ第2作目は★×4.5です
だいたい2年周期で公開されているので第3作目はおそらく2020年の11月ごろだと思います。そこまで楽しみに待ちましょう!