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子役をしてたときに感じたことを振り返る

ふと自分が子役をしてたときのことを思い出した

 

あんなことやこんなことがあったなぁって

正直言ってどこに需要があるのか分からないけれど当時自分が何を感じてどう思っていたのか覚えている限りで書いていこうと思う

 

自分が子役を始めたのは幼稚園の年中ぐらい。5歳か6歳のときだった。よく分からないホテルのロビーみたいなところに連れられてオーディションを受けたのを薄っすら覚えてる。

 

自分が所属していたのはマッシモ(現 ウィズミックモデルエイジェンシー)

様々なCMやポスターを取るためにあちこち行ったのを覚えている

具体的な県名までは覚えていないけれど

 

そもそもなぜモデルを始めたのか

気づいたら勝手に親にやらされていたのでよく分からない

自分の意思ではないことは明白である

 

オーディションが嫌いだった。なんなら撮影も好きではなかった。

一番苦手だったのは作り笑い。どうやら作り笑いに違和感があったらしい。そりゃ作ってるんだから当たり前だろと思ったけれどそこをあたかも自然な感じで見せられるのが上手い人なのかもしれない。

 

撮影の現場に入ると親が周りのスタッフさんに頭を下げながら何か言っている

自分も見よう見まねで頭を下げて部屋の中に入る

ここで初めて周りに気を使うということを感じた

周りは大人だらけ。自分に気を使ってやさしく話しかけてくれる。

自分が英語教室に通っていることを伝えると英語で何か喋れる?と

自分の名前と年齢を伝えた

そしたら周りはすごいすごいと

このときなんとも言えない気持ちで遠くの方をぼぅっと眺めていたことを鮮明に覚えている

 

ちなみに仕事が決まるとその前にFAXでどんなシーンを撮るかが書かれた紙が送られてきた

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こんな感じのやつ

だいたいどんなカットがあってどんな様子かみたいなことが分かる簡易的なものだ

 

明治探検隊や南知多ビーチランド下呂温泉ホテルくさかべアルメリアなどのCMを撮ったが特に覚えているのがNEXCO中日本のCM撮影である

特にこれといった理由はないのだが、車を走らせながら撮ったので風が気持ち良かったのを覚えている

 

この頃になると周りの友達から薄々気づかれるようになり色々な質問をされた

主にお金をいくらもらっているかの話だったけれど

そんなことは自分も知らない。というかあまり知りたくない気がしていた

それが直接自分の価値にあたいすると考えられるからだ

 

学年が進むと撮影のために学校を休みたくなくなった

普通に学校に通っていたかった

だからモデルをめ辞める最後の方はほとんど仕事を断っていた

 

モデルをしていて学んだことは周りの人(主に大人)に気を使うこと

正直幼いながらこのことはあまり学びたくなかった

成長すれば誰でもある程度は空気を読んで行動し、周りに気を使えると考えているからだ

だから今の自分はおとなしい性格なのかもしれない

他にも考えられる要因はありそうだけれども

 

自分は小さいときに経験したことや感じたことはのちに大きな影響を及ぼすと思っている

良い経験も悪い経験も全て

そして案外それを今でも覚えている

たとえそれらの経験がはっきりと物心が付く前でも

それらの経験がどう影響を及ぼすかは分からない

良い方に転ぶかもしれないし、もしかすると一生のトラウマになるような悪い方に転ぶかもしれない

 

今の自分はどうだろうか。バイト先で自分よりも立場の上の人と話す時に少しでも能力が高いように思われたい。少しでも気に入ってもらいたい。そう強く思っているのではないだろうか。

事実、話し終わった後にあのときこうやって言ったほうが相手に良い印象を与えたのではないだろうかと考えることもしばしばある

こう言ったことはほとんどの人が考えることなのだろうか

もしかするとこういうことを考えるのは自分ぐらいなのだろうか

それはどっちなのかは分からないし、どちらが良いとも一概に言えないと思う

 

ただ小さい時から周りに気を使うことに人一倍敏感だった自分はこのように他人の印象が気になることがしばしばあるのだ